第11回 公開研究会 6/25(土)18:00〜

 

「アベノミクスより

 もっと経済成長を目指す政策って、

           どうなの?」

                            報告:大河 / 髙坂勝

 今年の夏の参院選は、大変重要な意味をもつ政治選択の場となるでしょう。安倍首相は、改憲への野望を隠そうとせず、そのために必要な改憲3分の2議席の獲得を公然と口にしています。憲法問題と並んで、もう1つの争点になるのは、アベノミクスです。安倍政権は、アベノミクスへの期待や幻想をつなぎとめることで支持率を保ち、選挙に勝とうとしています。アベノミクスは、個人消費の低迷、格差の拡大、子育てや介護への不安の高まり、株価の下落など綻びや行き詰まりを見せていますが、「景気回復にはこの道しかない」、「ニッポン一億総活躍」といった謳い文句で人びとを引きつけようとしています。

 アベノミクスに代わる別の道があることを提案することが、いま必要とされています。脱成長ミーティングでは、経済成長がない時代に若者の雇用や仕事をどこで創りだすのか、別の「豊かさ」を得られる暮らしや経済の仕組みがどのように育ちつつあるか、といったことについて、多くの実践例から学び、議論を積み重ねてきました。

 ところが、安倍政権に勝つためには、景気回復に反対と受け止められる「脱成長」などと主張してはいけない、アベノミクスの第1と第2の矢である金融緩和と財政出動をもっと大胆にやるべきだ、という主張もあります。松尾匡さんの『この経済政策が民主主義を救う』(2015年、大月書店)という本は、その代表的なものです。ここでは、政府が大量に発行する国債を日銀が買い取ってお金をどんどん供給し、それを福祉や医療や教育や子育てに使えば景気拡大に役立つ、と提案されています。この提案が、本当に安倍政権に対する対抗策になるのでしょうか。


 そこで、松尾さんの考えを批判的に検討しながら、アベノミクスに代わる経済政策とはどのようなものかについて論じあいたいと思います。



◎日 時:6月25日(土) 18時00分〜21時30分


◎テーマ:「アベノミクスよりもっと経済成長を目指すって政策、どうなの?」


  ◆報告: 大河 / 髙坂勝


◎会 場:ピープルズ・プラン研究所

地下鉄有楽町線「江戸川橋」1-b出口徒歩5分

http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5


◎参加費:500円

◎定 員:30名 事前の予約をお願いします

◎予 約:脱成長ミーティング 

E-mail:datsuseicho.m@gmail.com 

電   話:090-9322-8722(こうさか)Fax:03-6424-5749

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